発達障害者はwebデザイナーに向いている?

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発達障害者はwebデザイナーに向いている? 未分類

発達障害(ADHD・ASD)者が、よく勧められるwebデザイナーのお仕事。
気になるけれど、本当に向いているのだろうか?と思いますよね。
発達障害者といっても特性はひとそれぞれ。
自分がウェブデザイナーに向いているかどうかをチェックしてみましょう!

こきんめ
こきんめ

ADHDと診断済みの私・こきんめがお伝えします。

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前提:PCとwebサイト制作に興味はありますか?

特性をみて行く前に、大前提としてPCとwebサイト制作に興味はあるか?を確認してほしいと思います。

 PCに興味がありますか?

この記事をどの媒体で読まれているでしょうか?おそらく、スマートフォンが多いのではないかと思います。
webデザインはPCで行います。なぜなら、仕事内容に

  • webサイトに載せる画像を編集
  • サイト全体の構成を図で作成
  • コーディング(HTMLやCSSなどの言語を打ち込む)

というものがあるからです。これらはスマートフォンやiPadでは難しい作業となります。

こういった仕事では、IllustratorやPhotoshopなどをPCに入れたり、フォントを探してダウンロードしたり、既存のwebサイトがどんな配色で作られているかをグーグルの拡張機能で見たり……と、PCの色々な機能を使うことになります。

PCを日頃使い慣れていないと、初歩的な部分でつまづいて仕事が進まない…という状況になりかねません。

また、webサイト制作にあたって色々なアプリを同時に立ち上げたり、設計図を見ながらコーディングしたりと、色々な作業を同時に行う場面が多くあります。

その場合、より良いスペックのPCがあれば作業効率がアップしますし、モニターを購入してデュアルディスプレイにすれば、それも作業効率アップに繋がります(PCとモニターを準備するのは必須項目と言えます…)マウスや椅子ひとつ取っても、改善の余地があります。

仕事環境をより良く出来る・そういう事に興味がある方は、webデザイナーになることをオススメ出来ると思います。

 webサイト制作に興味はありますか?

これが一番重要な気がします…。

webサイトの制作スキルを身に付けることは簡単では無いと思います。「PCに興味がありますか?」でも書いた通り、画像を編集したりコーディングしたり、色やフォントを選定したり…一口に「Webデザイン」と言っても、その仕事内容は多岐に渡ります。

好きこそ物の上手なれと言いますが、簡単では無いスキルを習得するためには、Webデザインを勉強していてワクワクしたり楽しさを感じたりする必要があると思います。集中力や意欲が切れやすい特性を持っている方は尚更です。

また、webデザイナーを含む「IT業界」は情報の更新が頻繁に行われています。
制作スキルやデザインの流行を沢山掴むには、能動的に情報を取得して行く必要がありますが、そういう前向きな姿勢も「好き」だからこそ続くのだと思います。

こきんめ
こきんめ

勉強して見ないと興味があるか分からないと思います。本や無料サイトで触れてみるのをオススメします。

Webデザイン関連のおすすめ本

webサイト制作とは?HTMLとは?という初歩的な部分も書かれていますし、サーバーを借りるところ〜アップロードまでの一連の流れも学べます。webデザイナーになるための入門書にぴったりだと思います!

webサイトだけでなく、名刺やポスター制作などにも使える本です。フォントや配色、余白の取り方などを失敗例と成功例を出して教えてくれます。デザインとは何か?ということを分かりやすく学べる本です。

Webデザイン関連のオススメ無料サイト

コーディングやプログラミングが学べるサイトです。webサイトに文章を入れたり、画像を入れたりするのは全てコーディングが必要です。実際にコードを書きながら実践的に学べます。ヒントも出てくるので、挫折せずに学ぶことができます。かわいいキャラクターがいるので、なんだか和みながら勉強できました(笑)

発達障害の特性と相性が良いかどうか

発達障害の特性として、一般的なものを挙げます。その特性がwebデザイナーのお仕事と相性が良いか見てみましょう。(個人的見解です)

 ADHDの特性

参照:TOWA Mini Clinic Series「注意欠如・多動症 ADHD 正しい理解と支援のために」

相性 理由
ケアレスミスや早合点を
してしまう
クライアントと何度も打ち合わせし作業する為。コーディングは間違えて打ち込むとエラーが出てミスを修正できる為。
約束事や期限を守れない × 納期がある仕事の為。
資料などを紛失したり、
忘れたりする
× PCデータではなく紙媒体だと困りますね…
時間管理や段取りよく
作業する事が苦手
× マルチタスクが求められる現場が多い為。
作業に集中できず、
脱線しやすい
好きな事には過集中を起こすこともあり、一概に言えない為
貧乏ゆすりなど
目的のない動き
特に仕事に支障をきたすものではない為
必要以上に席を立つ、
落ち着かない
周囲の集中力を削いだり、仕事の進捗に影響があるかが問題である為
順番を待たなければ
ならない状態を避ける
仕事に直接影響は無いと思われる為
思ったことを
すぐ口にしてしまう
職場の士気を下げる発言はよくは無いが、アイデアや意見を求められる職業でもある為
感情的になりやすく
トラブルになる
特にクライエントがいる職業である為、トラブルは避けたい

 ASDの特性

参照:LITALOCO「大人のアスペルガー症候群とは?症状や特徴、自閉症スペクトラム障害(ASD)との違いについて説明します」

相性 理由
相手の気持ちや意図を
想像できない
× クライアントやディレクターの考えを汲み取りデザインをしていく為
その場の空気やしきたり
などの暗黙の了解を
理解できない
× マニュアルが完備されている仕事(会社)でなければ難しい
自分の感情を表現したり、
自分の言動が他人に
どんな印象を与えるか
想像つかない
× クライエントや社内でコミュニケーションを取った上でwebサイトなどを作る為
本などで覚えた難解な
言い回しを使う
× 特にクライエントに対しては、専門用語や意図を分かりやすく伝える技術が求められる為
文脈や間接表現を
読み取る事が苦手で、
相手の発言を文字通りに
受け取る
円滑な仕事のためには相手の言葉の意図を汲み取ることは必要だが、チームですり合わせができる為
ユーモアやお世辞、
皮肉や比喩を理解しづらい
特には仕事には影響は無いと思われる為
耳からの情報処理が
不得意で、会話に
ついていけなくなる
電話対応や打ち合わせなどで不都合が生じるが、復唱したり確認を取ればあまり問題がない為
決められた手順や
スケジュールに強くこだわり、
臨機応変さに欠ける
× ルーティンワークより変化の多い仕事のため、マニュアルを作ることは良いのだが、臨機応変さも必要
物事の一部分にこだわり、
全体像を把握しづらい
あまりこだわりすぎると、クライエントに不利益が生じてしまう為
対人関係が苦手 webデザイナーは黙々と作業をするイメージがあるが、クライエント(常駐先)や社内でコミュニケーションを取りながら仕事をする場面が多い為

webデザイナーの就職活動で求められること

就職活動を通して、企業はどんな人・力を求めているのでしょうか。

  • 分からないことを調べられる力
    特にwebのお仕事なので、webの疑問は検索などで自力で調べられる人が求められています。
    特に、人手不足な会社も多く、教育してもらえる環境に無い事も多いです。
    人に訊くにせよ、自分の持つ疑問を相手に上手く伝えられなければ、求めていた答えをもらう事ができません。
  • 情報を収集する力
    広くIT業界の情報は日々更新されていきます。
    トレンドや新しい技術に関する情報を収集したり、クライエントが属する業界について知ったりすることが、良いウェブサイトの制作に繋がります。
  • 作品を作り続けられる力
    webデザイナーは、就職活動で「ポートフォリオ」を提出します。
    今まで作った作品を掲載するのですが、特に未経験からwebデザイナーを目指す場合、作品数が少ない場合も多く、養成スクールを卒業した段階では就職が難しいです。
    ポートフォリオや自分のスキルを豊かに出来るよう、日々作品作りを頑張る事が出来る人が求められます。

webデザイナーになれるオススメのスクール

私は、テックアカデミーを卒業しました。2ヶ月という短期間で大変でしたが、とても勉強になりました。

テックアカデミーWebデザインコースの感想・オススメポイントはこちら

テックアカデミーWebマーケティングコースの感想・オススメポイントはこちら

 実際に作成した課題

最終課題で実際にウェブサイトを作成しました。決められたデザインを元に、コーディング(コードを打ち込みサーバーにアップする)をしました。

APPLE BERRY made with B

もちろん、デザインの課題(Photoshopを使用してデザインを制作する)もありました。

まとめ

発達障害を持っていると、どうしても仕事選びが難しくなりますよね。好きなことや得意なことを仕事にしようとしても、どうしても特性が邪魔をして会社に馴染めない事も…。

ネット上でよく見る「発達障害者はwebデザイナーが向いている」という言葉は一概に誤りでは無いと思います。しかし、特性や学習しやすいスキルは人それぞれです。自分自身をもう1度見つめ直し、皆様が後悔のない仕事選びが出来ればと思います。

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